友美です。朗報です!
また、ワタナベファームのたまごがリーラ全店で買えます。
多くのお客様にリクエストをいただいたことと、
自分たちがまた食べたいという気持ちで2度目のコラボが実現しました。
というわけで今回のブログの主役は、
親子3代、80年以上にわたって養鶏を続けている養鶏農家ワタナベファームと
そこで働く優しい人々、
そしてリーラメンバーが大好きな、美味しくて愛しいたまごです。
このたまごの魅力が少しでも伝わり、1人でも多くの方に興味を持って味わっていただければ幸いです。
かなり添削したんですが、私のたまごへの愛が止まらなくて・・・
いつもよりゆっくり読んでやってください。笑
*
昨年の10月にアニバーサリーでコラボしたワタナベファーム、
もともとは茂さんと幸恵さんという、ご夫妻で遊びに来て下さる吉祥寺店のお客様でした。
仲良くなっていくなかで、実は養鶏農家さんだというお話を聞いてびっくり。
そしてその翌週にはお店にたまごがたっぷり届いてまたびっくり。
ゆうパックのおじさんが「ここで合ってるよね?」と
戸惑いながら届けてくれたのを今でも覚えています。笑
その後も何度かたまごを送ってくださり、
ゆうパックのおじさんも「定期便でーす!」と慣れてきてた頃、
茂さんから「一緒に面白い事できないかな?」とお誘いいただき、前回のコラボとなりました。
今回は2回目ということで、
もっとワタナベファームを知ってほしいという思い(と、単純に自分たちが行ってみたい気持ち)で、
ワタナベファームは栃木県矢板市にあり、
80年以上にわたって鶏と一緒に仕事をしている歴史のある養鶏農家です。
現在はお二人が3代目として継いでいます。
100mほどの長い鶏舎3棟を使った平飼いの養鶏農家。
平飼いとは、平らな土地で放し飼いにして鶏を育てる飼い方のこと。
運動量が多くて健康的な鶏が育ちます。
中はこんな感じ。
メスたちの間にオスがいて、彼らはそれぞれ自分のなわばりを守っています。
思ったよりでかい。(大きいというか、でかい・・って感じでした。)
メスでだいたい40cmぐらい、オスは60cmぐらいかな?
鳴き声も強くてけたたましい。
あの朝一で鳴くイメージのやつ、朝一じゃなくて一日中でした。
イメージ訂正をお願いします。
メスを一羽捕まえてみせてくれていると、
その様子を見てオスがこちらを警戒して集まってきます。
「うちの子に何してくれてんねん」て感じで集まって威嚇してきて、男らしくてかっこいい!怖いけど。
ちょうど産まれたばかりのひよこちゃんが届いていて、彼女たちにも会うことができました。
この時のひよこは2種類、全部で1000羽。
一言で申し上げます、可愛い!
まだまだ赤ちゃんなので火を焚いて暖かくしてあげます。
えさをたっぷり食べて沢山運動して・・・と思ったらおしり突き出して突然寝てる。
お互いを傷つけないようにくちばしの先端を切っちゃうのですが、その表情がまたアホっぽくて可愛い。
人が来ると、隣のひよこの上にのし上がってでも逃げるし、
餌やりに似た音を出すと勘違いして寄ってくるし。ああ可愛い。
・・・・一言で申し上げられませんでした。笑
養鶏を行う上で一番気を使うのは、いかに殺さないかということ。
鶏の死因は様々で、寒さでおしくらまんじゅうになって圧死しちゃったり、
つつきあって死んじゃったりするんです。
ワタナベファームでは、一匹も殺さないようにみんな同じ大人になってくれるように、
愛情を込めて鶏を育てています。
1日に2回、朝一と午後一でたまごを拾います。
拾った卵はぬるめのお湯でざっと泥などを落としてから、たまごをきれいにする機械の中へ。
洗われて出てきた後にサイズで振り分けられたたまごを、また手作業でトレーへしまう。
たまごのサイズによって振り分けられます。
数ある養鶏道具の中で一番テンションあがったのがこちらのたまご測り。
たまごを測るためだけの道具に友美も笹乃もテンションあがりっぱなし。
実は、写真だけでなく動画も撮りました。笑
実は、写真だけでなく動画も撮りました。笑
今回、ファームにお邪魔してみてすごく印象的だったことがあります。
それは、「おいしいたまごを作る」のではなく
「健康的に鶏を育てる」ということを大切にしていること。
可愛い鶏たちを大切に大切に育てていたらおいしいたまごができました、って感じでした。
こちらの手加減次第で、沢山えさをあげて沢山たまご産ませることもできます。
でもそんなことはしません。そんなことしたら鶏の身体に負担になってしまうから。
「鶏のことを第一に考える」
って、私が言うと薄っぺらい表現になってしまって悔しいのですが。
生き物と人が向き合うにあたって、あたり前の事だけど忘れがちで。
なんだかふと、立ち止まって考えてしまいました。
大切なたまごは、お客様の手に届くまでに何度も何度も状態を確認します。
泥をとって専用機械で洗って乾燥させた後、自分たちの目と手で確認して詰め直し、
マルシェではさらにそのたまごを1つずつ拭いて目の前でパック詰め。
発送の際は、一つ一つ手書きで配送業者にむけてメッセージを書きます。
もちろんすべて手作業。
とっても大変だし手間のかかる作業です。
でも、手間暇かけて大切に育てた鶏たちのたまご、
少しでもきれいな状態のものを食べてもらいたいし送ってあげたい。
そんな思いで大切に育てられた鶏のたまごが美味しくないわけありませんよね。
ここのたまごは、何と言っても白身が美味しいのが特徴的なのです。
今回も「あかり」と「こはる」の2種類。
同じエサを食べて同じように育てられたのに種類によって味が全然違います。
是非食べ比べてみてください。
あかりは濃厚でコクがつよい、黄身が美味しいたまご。たまごかけご飯がおすすめです!
個人的には、あつあつなご飯に白身だけ先に混ぜて、
ちょっと固まってくるぐらいで食べるのが好きでした。
白身だけで味があるし、その後追加する黄身の濃厚さも感じられます。
こはるは食べ応えのある甘い白身が特徴的なたまご。
さっぱりしているので、ゆでたまごに塩で食べてみてください。
油揚げに入れて煮るのをおすすめされたので作ってみたんですが、白身が多すぎてあふれました。笑
焼くよりも煮て火を通す方が白身の食べ応えを実感します。
下北沢・吉祥寺・自由が丘店は3月26日~31日、
松本店は3月21日~25日
なるべく期間中はいつでもご用意できるようにしますが、
ワタナベファームのたまご、とっても人気なので数に限りがある場合もあります。
ご了承ください。
ワタナベファームのたまご、とっても人気なので数に限りがある場合もあります。
ご了承ください。
それでは、どうぞお楽しみに!
たまごを気に入っていただけたら、是非マルシェへも足を運んでみてくださいね^^
ちなみに・・・ワタナベファームでは最後に目玉焼き大会してもらいました。
これがすごく、すごくすごく、すごーーーく美味しかった。
ストーブの上にちっちゃいフライパンのせて、
たっぷりの美味しいオリーブオイルと一緒にたまごをあたためて、
つるんとひっくり返して完成。
茂さんがどんどん焼いてくれるので、
みんなで(特にわたしと笹乃が)もりもり食べます。
そのまま食べたり、お醤油かけたりお塩にしたり。普段は食べられないふたごたまごも。
あー・・・・お腹空いた。